ウォーク・ザ・ライン 君につづく道
(C)2005 TWENTIETH CENTURY FOX
2005年度米アカデミー賞でリース・ウィザースプーンが主演女優賞を受賞。実在の歌手ジョニー・キャッシュと、ジューン・カーターの10年間に及ぶ愛を描く。
1944年。12歳のジョニーは、家族と共にアーカンソー州ダイエスの失業救済局作業場で暮らしていた。ジョニーの心のなぐさめとなったのは、牧師をめざす兄ジャックの優しさと、ラジオから流れてくるゴスペルやカントリー・ミュージック。特に夢中になったのは、カーター・ファミリーの次女ジューン・カーターの歌声だった。
- 公開日
- 2006年2月18日(土)
- 監督
- ジェームズ・マンゴールド
- 撮影
- フェドン・パパマイケル
- 音楽
- T=ボーン・バーネット
- 製作年
- 2005
- 製作国
- 米
- 原題
- WALK THE LINE
- 上映時間
- 136
- INTRODUCTION
- エルヴィス・プレスリーやカール・パーキンスと共に、ロカビリーの黄金時代を築き上げたジョニー・キャッシュ。彼はボブ・ディランやブルース・スプリングスティーンの先駆的なアーティストとして、今なおカリスマ的な人気を誇っている。『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』は、そんな伝説のミュージシャン、ジョニー・キャッシュと、彼の2度目の妻となる運命の女性ジューン・カーターとの10数年におよぶドラマチックな愛の軌跡を描いた物語である。栄光の頂点でドラッグによる挫折、そして奇跡のカムバックを遂げるジョニー・キャッシュと、シングル・マザーとして強く生きるジューン。壁にぶつかりながら、すれ違いを繰り返しながら、彼らは音楽を通して強い魂の結びつきを得ていく。そして、二人の友情は、かけがえのない愛へと育まれていく。出演は、ジョニー・キャッシュに「グラディエイタ」ーのホアキン・ファニックス。ジューン役には「キューティー・ブロンド」「メラニーは行く」のリーズ・ヴィザースプーン。レイ・キャッシュには「ターミネーター2」「チャーリーズ・エンジャル/フルスロットル」のロバート・パトリックが演じている。他、ジェニファー・グッドウィン、ダラス・ロバーツ、シェルビー・リンなど実力派が顔を合わせている。監督は、「17歳のカルテ」「ニューヨークの恋人」のジェームズ・マンゴールドが瞬椀ぶりを発揮している。
- STORY
- 1944年。アメリカはまだ大恐慌の影響があった時代。12歳のジョニーは、父のレイ、母のキャリー、兄のジャックと共に、アーカンソー州ダイエスの失業救済局作業場で暮らしていた。一家は綿花栽培の小作で生計を立てていた。遊びたい盛りのジャックとジョニーも、毎日、懸命に畑仕事を手伝う。しかし、貧しい生活はいっこうに楽にならず、その反動から酒に溺れる父は、しばしば家族に暴力をふるった。そんな日々の中で、ジョニーの心のなぐさめとなったのは、牧師をめざす兄ジャックの優しさと、ラジオから流れてくるゴスペルやカントリーの音楽だった。ジョニーが夢中になったのは、有名なカントリー音楽の一家、カーター・ファミリーの次女ジューン・カーターの歌声だ。少女らしいあどけなさの中に、生命の輝きを感じさせるジューンの歌声。それを聞いているとジョニーは、自分の胸の内に、辛い現実を乗り越えさせてくれる勇気が湧いてくるように感じたのだった。
- CASTING
- ●ホアキン・フェニックス(ジョニー) 86年「スペースキャンプ」で映画デビュー。00年「グラディエーター」で英米のアカデミー賞候補。さらに「クイルズ」で放送批評家協会助演男優賞受賞。主な出演作は「ムーンライト・ドライブ」(98)、「裏切り者」(00)、「サイン」(02)、「ヴィレッジ」(04)、「ホテル・ルワンダ」など。 ●リーズ・ヴィザースプーン(ジューン) 98年「カラー・オブ・ハート」で注目される。99年「ハイスクール白書優等生ギャルをやっつけろ!」で全米映画批評家協会賞主演女優賞受賞。主な出演作は「キューティー・ブロンド」(01)、「メラニーは行く!」(02)、「キューティー・ブロンド/ハッピーMAX」(03)など。 ●ジェニファー・グッドウィン(ヴィヴィアン) 03年「モナリザ・スマイル」で映画デビュー。主な出演作は「アイドルとデートする方法」(04)、「big Love」(06)など。 ●ロバート・パトリック(レイ) 86年「ザ・フューチャーハンター」で映画デビュー。91年「ターミネーター2」で一躍有名になる。主な出演作は「素顔のままで」(96)、「コップ・ランド」(97)、「スパイキッズ」(01)、「炎のメモリアル」(04)など。 ●シェルビー・リン(キャリー)シンガー・ソング&ライターとして活躍。00年「アイ・アム・シェルビー・リン」でグラミー賞新人賞受賞。本作で映画デビュー。
walktheline